Fränkのキャンペーン開始日は7月31日に決定

キャンペーンの開始日、完成したデザイン、最初のテスターの感想、そしてFränkを形にするためにご協力いただける方法をお伝えします。

Design render of the Fränk Film Processor on a black background

(この記事は2026年7月の記事です。内容は掲載当時のものです。)映画用フィルムの自宅現像は、1980年代から止まったままです。多くの人が知っているLomoタンクは何十年も前に生産が終わり、いま出回っているものも年を重ねる一方です。そのうえ、数千ユーロもする現像機を使わずに、自宅で確実にカラー現像できる手頃な方法は、これまでありませんでした。

Fränkがそれを変えます。そして7月31日、Indiegogoでキャンペーンが始まります。

キャンペーンの詳細、価格、リワードは後半でご紹介します。まず、Fränkの現状をお伝えします。設計は完成しました。試作機をテスターに預け、メモ付きで戻ってきました。キャンペーン動画は撮影中です。


デザイン

Fränkは、Super 8、Double 8、16mm用の単体型のシネフィルム現像機です。対応するのは、モノクロ、C-41、E-6、ECN-2、ECPで、映像作家、ウェディングの撮影者、映画学校が現像に回しそうなものは、ひととおり揃っています。薬品を注ぐのはご自身で、攪拌、時間の管理、液温に応じた時間補正はFränkが行います。

各部に名称を付けたFränkフィルム現像機。取り外せる蓋、薬品を入れるロート、タンク内に縦に置かれたスパイラル、操作部、薬品を出すバルブ

Fränkは縦置きのリールシステムを備え、8mmフィルム2×50フィート、または16mmフィルム2×50フィートのどちらかを処理できるように構成できます。リールの構成にかかわらず、薬品は1リットルで、連続回転現像を行います。フィルムは完全に浸かり続けるのではなく、薬品の中を回転しながら通ります。だから、これほど少ない量で済むのです。

筐体は、ABS-GF(ガラス繊維強化ABS)とステンレスの部品を組み合わせています。機械的な強度があり、ほとんどの写真用薬品に強く、さらにガラス繊維によって、一般的な3Dプリントのプラスチックよりはるかに洗練された表面仕上げになるため、この素材を選びました。

完成した外観はこちらです。

黒い背景に置いたFränkフィルム現像機。斜め前から見たすっきりした姿で、操作部と上部のロートが見えている

Fränkフィルム現像機の側面。ヘアライン仕上げのステンレス製アクセスパネルと、下部の排出バルブが見える

黒を背景に照明を当てたFränkフィルム現像機。完成したインダストリアルデザインを斜め前から見た姿

最近、まさにこの点に関わる質問がコミュニティから届きました。

「量産版は3Dプリントになりますか? 素材は何を使う予定で、重クロム酸系のような強力な漂白液に耐えられますか?」

はい、本体の主要部分はABS-GFを3Dプリントして作ります。ただし、ABSだけでは、モノクロリバーサル現像で使われる強力な漂白液には耐えられません。たとえばR-9重クロム酸漂白液や、過マンガン酸カリウムと硫酸の漂白液です。

これは私たちにとって重要な点でした。リバーサル現像の話題は絶えず出ますし、自分で現像したフィルムを映写することは、人がシネフィルムで撮る大きな理由のひとつだからです。そこで、タンク内部の薬品に触れる面はすべて、耐薬品性のエポキシ樹脂でコーティングします。製造工程がひとつ増えますが、その代わり、こうした漂白液が問題にならなくなります。

ユーザーテスト

最初期のFränk試作機のひとつを、これまでLomoタンクしか使ったことがない地元の16mm愛好家に預けました。普段どおりに使って、率直な感想を聞かせてほしいとお願いしました。その感想をいくつか紹介します。

サイズ。FränkはLomoタンクより少し大きめです。装填の際は本体ごとダークバッグに入れる必要があるため、いま使っているダークバッグより大きなものを見込んでおいてください。

リールの装填。いちばん気に入ったのは、装填中に下のリールに触れられることでした。フィルムが送られていく感触がわかり、現像後に気づくのではなく、間違いをその場で直せます。リールを固定しながら回転は妨げないシャフトの支えも好評でした。巻き取りは、Lomoよりうまくいったそうです。

作業台の上に置かれた、フィルムを装填した2段重ねのFränkのリール。上にスペーサーディスクが付いている

注入と排出。Lomoと比べて、いちばん大きく改善された点でした。1リットルの薬品の注入と排出は、それぞれ約20〜30秒で、どちらもLomoよりすっきり済みます。持ち上げることも傾けることもありません。そのままシンクに排出できます。

キッチンのカウンターに置かれたFränkの試作機。排出バルブがシンクの上に来ている

操作画面。こうした現像機を使うのは初めてでしたが、それでもFränkは扱いやすいと感じたそうです。タイマー、自動回転、各工程の時間、通知がひとつの画面にまとまっているため、片手にストップウォッチ、もう片手に現像時間表を持つ代わりに、ひとつの画面だけで現像を進められます。

時間補正。薬品の液温は20°Cで測りました。現像機の中では21°C近くまで上がり、Fränkは残りの現像時間をそれに合わせて短くしました。本人は何もする必要がなく、起きていることに気づきもしませんでした。

最後の点は、これがまさに肝心なので、もう少し説明します。Fränkは薬品を加温しません。工程の間ずっと実際の液温を読み取り、タンク内で実際に起きていることに合わせて現像時間を調整します。ある温度に合わせて10分間保つことを求めるやり方ではありません。薬品はあらかじめ湯煎で温め、液温を測ってから注いでください。そこから先の温度の変動は、Fränkが引き受けます。

どれも新しい試みでも、実績のないものでもありません。同じ時間補正のしくみは、AGOで2年半にわたって動いており、3,000人以上の写真家に使われています。Fränkは、そのしくみを映画用フィルム向けに作り直したものです。薬品を注ぐ作業以外は、すべて自動です。

もうひとつ、準備中のものがあります。Fränkで現像したE-6とC-41のロールのスキャンを近日中に公開しますので、私たちの言葉をうのみにせず、仕上がりをご自身で確かめてください。

予定していなかったが、つくることにしたもの

開発の途中で、ある疑問が出てきました。Fränk用に射出成形のリールをつくるなら(そうなることは十分に見込んでいます)、まったく同じリールを使う、明室で使える専用の現像タンクも、あわせてつくってはどうだろうか、というものです。

そもそも、8mmと16mmの映画用フィルムを現像する選択肢は、市場にほとんどありません。Lomoは何十年も前に生産が終わり、残っているものも年を重ねる一方です。これから始めようという人にとって、Fränkの現像機は、まだ踏み出せないほど大きな投資になることもあります。

そこで、つくることにしました。名前はFränkie(フランキー)。Fränkの弟分にあたります。新しいタンクと新しいリールで、Lomoに代わる現代的な選択肢です。手頃な入り口であり、同じリールシステムを使うため、買ったものが無駄になることはありません。まずFränkieで、Lomoと同じように手で攪拌し、時間を計って現像します。あとで自動化したくなったら、リールはそのままFränkで使えます。

スペーサーディスクを上に付けて組み立てた、Fränkのダブルスパイラルリール。黒いスタジオ背景

今このタイミングで進める理由

アナログへの関心は、スチル写真だけにとどまっていません。Kodakは2024年に新しいSuper 8カメラを発売しました。30年以上ぶりのことで、数千人にのぼる順番待ちリストに向けて出荷されました。ウェディングの映像作家は、Super 8をプレミアムなオプションとして売っています。新しい世代が、映画学校ではなくSNSを通じて、このフォーマットに出会っています。

変わっていないのは、そうしたフィルムを自宅で現像するための基盤です。それはいまも、ほぼ1980年代のままです。Fränkは、そのギャップを埋めるためにつくられています。

Indiegogoキャンペーン

Fränkフィルム現像機。Super 8、Double 8、16mmを、自宅で自動現像。

キャンペーンは7月31日に始まり、9月12日まで続きます。

価格については、正直にお伝えします。最終的な部品表が確定した結果、Fränkの小売価格は€1,281になりました。プロジェクトの開始時に公表した€1,185からの値上がりです。変わらないのは、この価格に含まれる内容です。世界各地への送料、DDP(関税・税金込みでのお届け)、VATは、どこにお住まいでも価格に含まれています。ご購入手続きで追加される費用はありません。

キャンペーンでは、より安くお求めいただけます。早く支援するほど、価格はお得になります。大まかな構成は次のとおりです。キャンペーンの価格は、開始当日まで伏せておきます。

アーリーバード レイトバード 小売価格
Fränk 後日公開 後日公開 €1,281
Fränkie 後日公開 後日公開 €345
コンプリートセット 後日公開 後日公開 €1,625

いま公開する数字は、ひとつだけです。先着20名の支援者は、Fränkを€900未満で手に入れられます。アーリーバードは数量限定で、Fränkが20台、Fränkieが20個、セットが5つです。なくなり次第、価格が上がります。キャンペーンの全価格は、7月31日にキャンペーンが始まると同時に公開します。

Fränkには2×50フィートのリールが1個付属します。Fränkieはタンクとリールのセットで、セットはその両方に加えて、リールが2個付きます。

目標と、皆さんの力が必要な理由

目標金額は€20,000です。完成した設計を量産に移すために必要な額です。

それを超えると、2つのストレッチゴールによって、全員分のハードウェアがアップグレードされます。

  • €50,000で、リールが3Dプリントから射出成形になります。寸法精度が上がり、装填がなめらかになります。
  • €100,000で、Fränkieのタンクも射出成形になります。

すべてのリワードは、発売時点では3Dプリント品で出荷されます。これは、特定の支援者だけが上位版を手に入れる段階ではありません。皆さんのお手元に届く1台も含めて、生産分すべてがアップグレードされます。

7月31日をお見逃しなく

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直接話したい方は、ほぼ毎日Discordにいます。このページの下部にはコメント欄もあります。厳しい質問も遠慮なくどうぞ。上の漂白液の質問もそうした場から出たもので、機械の作り方を変えるきっかけになりました。

免責事項

Fränkは、このフィルム現像機にVintage Visualが付けた独自の製品名です。ほかの個人、ラボ、企業とは無関係に、独自に選んだものです。フィルムコミュニティの誰かによる推奨、関与、提携もありません。

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Fränkは開発の過程を公開しながら作っています。参加の方法をご紹介します。

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1件のコメント

Justin Lovell July 23, 2026

Quite interested. We run www.framediscreet.com motion picture processing lab

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