定期的にお手入れをすると、AGO Film Processorの性能を安定して保て、寿命も延びます。この記事では、使用後の清掃、ガスケットへの注油、シャフトのお手入れ、バッテリーの交換を説明します。
清掃
現像のたびに、AGOを清掃してください。本体に薬品が残ったままだと、時間とともに腐食や劣化の原因になります。
電源を切り、プラグを抜く
清掃の前に、AGOの電源が切れていること、電源から外してあることを確認します。
湿らせた布を使う
湿らせた布で本体を拭き、薬品の残りを取り除きます。薬品に直接触れる部分に限り、軽く水ですすいでもかまいません。AGOを水に浸けないでください。洗剤や清掃用の薬剤は使わず、水とやわらかい布だけを使います。
デリケートな部分は優しく扱う
やわらかい布だけを使います。特にシャフト、温度センサー、フロントパネルのまわりでは、研磨性のある素材や強い力を避けてください。
しっかり乾かす
しまう前に、すべての部品を拭くか、風を当てて乾かします。水分がたまりやすいすき間に注意してください。
重要
圧力調整膜がある本体背面には、水をかけないでください。水滴が見えたら、すぐに拭き取るか、風を当てて取り除いてください。
使用頻度が高い場合や、小規模ラボでの業務用途では、薬品の飛沫による腐食を防ぐため、使用と使用のあいだはUSB-Cポートをマスキングテープでふさいでおくことをおすすめします。
ガスケットへの注油
ガスケットは、AGOとPatersonタンクのあいだを水漏れしないように密閉します。定期的に注油すると、この密閉性が保たれ、ガスケットの寿命も延びます。現像10〜15回ごとに注油してください。
先にガスケットを清掃する
グリスを塗る前に、ガスケットを拭いてきれいにし、乾かします。汚れや薬品が残ったまま注油すると、異物がグリスの下に閉じ込められ、劣化の原因になります。
シリコングリスを薄く塗る
粘度の高いシリコングリスを、ペーパータオルかやわらかい布で塗ります。ガスケットに光沢が出る程度の量にします。
塗りすぎないでください。グリスが多すぎると、使用中にAGOがPatersonタンクから外れてしまうことがあります。
使うもの EPDM製シールに適した潤滑剤
シリコン系のグリスまたはオイルだけを使ってください。次のようなものが使えます。
- 配管用のシリコングリス
- シリコン100%のランニングマシン用潤滑剤
- 純シリコン系のパーソナルローション
使うものに、水、香料、添加物が含まれていないことを確認してください。
シャフトのきしみ音
シャフトのあたりからきしむ音が出るようになったら、シャフトシールに注油が必要です。モーターが回っているあいだにシャフトシールへシリコングリスを塗り、きしみ音が消えるまで続けます。
バッテリーの交換
保証についてのご注意
ご自分でバッテリーを交換すると、保証が無効になります。AGOが保証期間内の場合は、Vintage Visualにご連絡いただければ、バッテリーの交換を手配します。
保証期間が終わっている場合は、以下の手順でご自分でバッテリーを交換できます。
バッテリーの種類:18650リチウムイオン電池2本。Panasonic製またはSamsung製の本物のバッテリーを、信頼できる販売元からのみ購入してください。
バッテリー交換の手順
- 本体の電源が切れていることを確認します
- 前面のネジ2本と背面のネジ2本を外します
- 内部の配線を傷めないよう注意しながら、AGOのケースを慎重に開けます
- バッテリーロックを外し、古いバッテリーを取り出します
- 新しいバッテリーを入れ、バッテリーロックを取り付け直します
- ケース同士のシールが溝にきちんと収まっていることを確認しながらケースを慎重に閉じ、フロントパネルをネジで固定し直します
- 充電器を接続します
- 電源を入れます
バッテリー交換の際は、鋭利な工具や、本体を傷める可能性のある方法は使わないでください。
AGOのメンテナンスについてご不明な点や、お困りのことがありましたら、support@vintagevisual.euまでご連絡ください。お手伝いします。