皆さんとFränkを作りながら学んだこと
4月に、シネフィルム現像機をつくっていることを書いたとき、Fränkに関心を持ってくれる人が少しはいるかもしれない、と考えていました。それから数か月の経緯と、これからのことをお伝えします。
(この記事は2026年9月の記事です。内容は掲載当時のものです。)4月に、Super 8、Double 8、16mm用のシネフィルム現像機をつくっている、と短い記事に書きました。エストニアの机の上には動いている試作機があり、私たちだけでは答えを出せない問いがありました。AGOの成功をもとにしたシネフィルム現像機を、気に入ってくれる人はいるでしょうか。
その答えがわかったのは7月31日、FränkがIndiegogoで公開された日です。目標金額には、開始から7分13秒で到達しました。いまでも信じがたい思いです。その後の6週間で、世界中の126人がプロジェクトを支援してくれました。そのうち多くの方が、私たちに連絡をくださり、厳しい質問を投げかけ、こうした機械に何が必要かを教えてくれました。お一人おひとりに感謝しています。
2台の試作機と、たくさんの手
キャンペーンの期間中、Fränkの試作機2台が、レビュアーからレビュアーへと渡っていきました。Filmboy24とThe Cinematography Labは動画の中で実際に使い、PetaPixel、CineD、Newsshooterがこのプロジェクトを記事にしてくれました。Fränkを使った全員が、スキャン、問題点、アイデアなど、何かしらを返してくれました。そのフィードバックは、私たちだけで進めたどの作業よりも、この機械を大きく変えました。

リールには小さなフィルムホルダーが付き、16mmの100フィートのロールを、1コマも失わずに2つのリールに分けて装填できるようになりました。Kodakが100フィートのスプールに巻く余分なフィルムに合わせて、スパイラルも大きくなりました。蓋には、しっかりしたラッチが付きました。Fränkにはハンドルが付き、装填する部屋からシンクまで持ち運べます。E-6のような長い工程のために、オプションのヒートパッドも用意する予定です。

時間をかけて、より良い道を選ぶ
キャンペーンが終わったとき、Fränkを支援してくださった皆さんと、取り扱いを希望する店舗のために、どうやって製造するかを腰を据えて見直しました。当初の予定どおりプラスチック部品を3Dプリントで作る方法では、この規模できちんと仕上げるのは難しいと判断しました。そのため、Fränkのプラスチック部品は射出成形で製造します。

そのためには部品を設計し直し、金型を作る必要があり、Fränkのお届けが2027年第1四半期から第2四半期ごろに変わります。軽い気持ちで決めたことではありません。試作品のように感じられる機械をお届けするよりも、もう少しお待ちいただくほうを選びました。手動のリールとタンクであるFränkieは、はるかにシンプルな製品なので3Dプリントで製造します。そのため、2027年第1四半期の予定は変わりません。この判断について、Arnoがアップデート記事でさらに詳しく説明しています。
リールは10月に射出成形に入り、Fränkのプラスチック部品は11月に続きます。射出成形の最初のリールは2月に届く見込みで、Fränkieは3月に出荷します。Fränkは、専用の部品が仕上がり次第、2027年5月か6月に続きます。
キャンペーンに間に合わなかった方は、Indiegogoでレイトプレッジ(キャンペーン終了後のご支援)を受け付けています。機械についてのすべてはFränkのページにあります。製作の様子は、うまくいった週も苦労した週も、Fränk開発日誌で書き続けます。
Fränkを支援し、広め、テストし、質問を寄せてくださったすべての方に、感謝します。皆さんのおかげで、Fränkはよりよい機械になりました。大切にしているもののために、エストニアの小さなチームを信じてくださったことに、感謝しています。
Vintage Visual一同、ありがとうございました。